top of page

RUBY の独り言。^^

「RUBYの信念」

お人形教室も、4年目に入り。
新しく入った生徒様、
3年目4年目の先輩生徒様とおられます。

私自身も、新米教師からそろそろ卒業して、中堅教師として授業する日々。。

そして、ますます自分の信念が間違っていないと思う事があります。

人形教室を始めたばかりの時に良く言われた言葉、
「私は才能が無いから出来ない。
あの人は才能があるから上手く作れる。」

こう言われる度に私は何度も否定し、
才能が無くてもお人形は作れる。
何度も基本をくり返し、手が慣れて、目が見える様になったら、職人仕事が身についたら何でも作れる様になるよ。と。。

最初は懐疑的だった生徒の皆様も、
今では自分の作品に自信を持ち始め
とても楽しそうに作品を作られています。

才能って何でしょうか?
センスならあれば武器になりますが、
無かったらお勉強して身に付けられます。
器用さなら、訓練あるのみ。
これは単純に手の動かし方の鍛練です。
知識も然り。全て勉強でなんとかなるところ。。

もし、これらの物が生まれながらに持っている方がいるとしても、
それを使いこなせるまでの鍛錬期間、
飽きずに同じ事を繰り返すという事が出来なければなんにもなりません。

つまり、人形作りに1番大切なのは、
長い修行期間に飽きずに続けられる情熱。
それこそが一番の才能だと思うのです。

4年目の間に色々な人々が受講しました。
中にはとてもセンスのある方もおられましたが、残念な事に情熱が続かなくて辞められた方も多いです。

ちょっとこの方は不器用だな?って方もおられましたが、4年のうちに見違えるほど上手くなった方も多いです。

だから、諦めないで欲しい。
ずっと真剣に求めてさえいれば、
お人形の神様は貴方を見捨てたりはしないのです。

好きな物を真っ直ぐに見つめ続ける。
道はその先に続いて行くと思います。。

BY-RUBY^ ^

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

 

お金の罠から離れよう。

 

 

ちょっと前まで、お人形教室はお金持ちのマダムの高級な遊びと
思われていました。

 

ですが、現在は様々な素材が開発され、
又試行錯誤の先人達の努力の結果、材料も時間も短縮され、
一般庶民の私達にも踏み込み易い分野となっています。

 

オークションやネットショップも普及してきて、
作った作品も販売し易くなった影響もあり、
ちょっとお小遣い稼ぎにお人形を。。と、
作り始める方も多くいらっしゃると思います。

 

もちろん、動機は人それぞれ。
小遣い稼ぎであれ、自己実現であれ、創作に対する探求心であれ、人形作りの原動力になればどんなことだって良いのです。

 

でもね。
自分のお人形は自分の分身。
お金のために作ったお人形が売れなかったら傷付くのは自分だと
覚悟を決めてから取りかかりましょう。

 

創作とは自分の写し身を世に作り出す事。
売れなかったら当然、

世の中に拒否されたとの思いが募るのは必然。

 

そして、もったいないことに売れないと言う理由だけで、
人形作りに自信が無くなり辞めていく人のどんなに多い事か。。

 

お金は簡単に入って来る物ではありません。
人を感動させ、共感させたお人形のみがお迎えされる。
その結果の褒賞。。

 

だから作家と呼ばれる人々は覚悟を決めて、
お金の為でなく、純粋な創作意欲で創作をして、

プロ意識で乗り越える。

 

お迎えがあれば喜び感謝し、次の創作に繋げ、、
お迎えが無ければそれを糧に反省をし、又作り続ける。

世の中に問いかけ続けるのです。
必要とされる形とは何だろうか?自分とは何だろうか?と。。

 

よくよく、作家とは何ですかと問いかけられるのですが、
そういう覚悟がある人なんではないでしょうか?

世の中誰にも認められずとも、お金にならずとも、
死ぬまでずっと続けて行けるのか?
創作意欲のみで、人形を作り続けられる人なのか?と。。

 

お金の罠から離れ、
純粋に自分の形を追求する。。

まず、自分の為に作り、
それから世界で一人のご縁のある方にお迎え頂けるよう、
その方の為に作れるように研鑽を重ねる。

 

できれば、気に入ってもらえるだけじゃあなくて、
その方の慰めになり、人を救えるような、、
そんな人形を作れるように。。

これが人形作家の使命でもあり、
存在理由でもあると思うのです。

 

そして、その使命を全う出来れば
もう何もいらないほどの至福を受け取ることになるでしょう。

 

他の物とは違い、お人形には顔があり、

人の思いを掛けることが出来る。
自分の深層心理とコンタクト出来る特別なツールです。

 

特別なそれを作り出すことが出来る作家は
そう多くは無いでしょう。

 

私自身、まだまだ研鑽努力を重ね、迷走中ですが、
その高みに登って行く努力する姿勢こそが幸せであり、
お金にも変えがたい生きがいでもあるのです。

 

人形作家になるも、お金にするも、自分の為だけに作るも自由ですが、
長距離ランナーがなぜ苦しい練習をするのか?が分かればきっと
人形作家がなぜ人形を作り続けるかが分かると思います。
その道程こそが幸せそのものだからだと思うからです。

 

 


2016.2/22 BY-RUBY

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

人付き合いと同じこと。

 

 

 

 

お人形教室の最大のメリットは人と交わり人付き合いを学べること。

RUBYはそう考えています。

なぜなら人形趣味の方の人数は少なく、

同好の士をネット以外で探すのは困難で、

なにしろ内向きの方が多いため、人形制作は孤独に陥りがちだから。

 

これはRUBYだけの考えですが、

独りよがりの考え方では、良い人形は作れないんじゃあないかと。。

 

人形制作は自分と向き合い、深く自分の中身を晒しださねばなりません。

つまり、一番出したくない部分を見つめながら自分の人形の形を作り出し、

さらに自分を許していかなければならない。

そうしないと削れないのですね。。自分の影の部分を。。

 

で、独りよがりだとこの部分、嫌な私を個性と勘違いしてしまう。

影にスポットを当てて許しを探る表現はこれはこれで高度な美術的表現で

有りであるとは思うのですが、

私の人形のやり方ではありません。

なぜなら、シャドーを巡る旅は、

しばしば精神的な崩壊を招きかねないものだから。

 

その独りよがりの自分に気づかせてくれるのが、

第三者の存在です。

仲間の存在は、人形作りにとってとても大切なもの。

誰にでも愛されて、その個性をも許される人形を作るには、

人付き合いも大切なお勉強なのです。

 

 

RUBY DOLL は光にスポットを当て、シャドーとも仲良くする為に、

心の中の子供の部分に働きかけます。

誰にでもある、満足していない小さな子供に話しかけ、

遊んであげて抱きしめる。

 

しばしば、人形作りは子供っぽい遊びと勘違いされてしまいますが、

私は、せちがらい現代社会に疲弊した大人たちを癒す、

有意義な活動だと思っているのです。

 

 

 

 

2016.1/23     BY-RUBY.

 

 

 

 

 

 

 

-----------------------------------------------

 

 

過程を楽しむ。

 

 

 

 

一飛びに人形作りがうまくなればいいのですが、

世の中そう自分の都合で動いてくれないのが現実。

 

毎日毎日、人形を作り続け、試行錯誤を重ねても、

思うように出来ないどころか、目のほうが先に進化してしまうため

作れば作るほど不満はでる。。

 

でも、自分の人形がへたっぴだと自覚できる分だけ、

自分が進化していると喜ぶ事がとても大切。

 

そして、他人と比べないこと。

貴方は貴方。人は人。

 

今うまく行っている誰かさんは、傲慢の罠に陥るかもしれません。

けれど、自分の立ち位置が分かるようになった貴方は、

消して道を踏み外さない。

 

技術を高めるのはスピード競技ではなく、

精神と肉体の両方を磨きながらこつこつと自分なりに進めるもので、

苦しい修練と葛藤の先にある、とても美味しい果実。

 

RUBY人形教室では、

まず最初に人形を作る楽しい体験を初級講座で、

次に技術的な面を高めながら自分の中を見つめ直し

自分なりの人形のスタイルを模索するのが中級講座になります。

 

そして、上級講座は、自分との格闘が要求されます。

楽しいお人形作りから、真摯に自分と向き合い、

自分に何度も駄目出ししなければお人形を作ることさえ難しくなる。

ある意味真剣勝負の上級講座。

私自身、未だこの渦中にあります。

 

テクニックとしては、今まで不要だった削り、彫刻の技法がやっと入り、

より職人的な工法と、美術的な研究も要求されます。

 

言わば、ここに来てやっと人形つくりの入り口に入ったと言ったところ。

困難な長い長い道のりの入り口ですが、

きっと貴方の人生にとっては素晴らしい体験となる道でしょう。

 

人形を作る道のりは、人生に似ています。

困難だけれど、ここから得られるものはとても多い。

 

あきらめなかった者だけが貰える果実。

どうか一人でも多くの方が、

この素晴らしい果実を手に入れることが出来るよう、

RUBYは願ってやみません。

 

そして、自分自身も又、こつこつと道を歩き始めます。

困難な過程を楽しみながら。。

 

 

2015.10/13     BY-RUBY

 

 

 

 

 

 

 

-----------------------------------------------------------------

 

 

一途という事。
 

 


最近、一途という言葉をあまり聞かなくなりました。

一途と言う言葉のイメージは、
ガンコで真面目で思い込みが強いと、
まるでストーカー扱いされているのかも知れませんが、
私はこの言葉無くして、世の中の多くの物事が成し得なかったのでは無いか?
と思っているのです。

沢山の人々、人類の御先祖様達が、
一途に考え研究したからこそ、私達の生活が成り立ち、あまつさえ贅沢な余暇まで持つ事が出来る。

例えば、結婚していたら、パートナーは一途でなければ家庭が成り立たなくなりますね。
他の誰かに気がある人間を愛する事は
普通の人には出来ないでしょう。

仕事も同じだと思うのです。
あちこちに手を出しどれもこれも中途半端であれば、仕事の神様は愛してくれません。

物を生み出す人間は、一途であらねばなりません。

私は器用だけど、器用ビンボーだから何も物にならない。何て言ってる方。
一途に一心不乱に物事に取り組んだ事はありますか?

何物をも忘れ、一心不乱に一途になるのは、確かに覚悟が必要です。

でもこれだけが、物作りの神様に愛されるただ一つの道なのです。

不器用でもいいから、一途であれ。
これが、私の生徒に教える最善の近道なのです。

BYーRUBY

 

 

 

-----------------------------------------------------

 

0に近づこう。。。

 

 

 

お人形を作ってある程度の形になり始めると、

不思議なことに内面の感情に注意を向け始めなければ

ならなくなってきます。

 

今まで形を追って来たものが、今度は内面に向かい始める。

拡張と収縮。。まるで宇宙の始まりのように、、

 

それに気づくか気づかないかが、

人形師としてのクオリティーの分かれ道になって来ると思うのです。

 

ですから、常に自分の内面のエゴに気づいて行くことは

人形師として最初のお仕事であり、

それを薄いたまねぎの皮のように剥いで行く事が常に必要とされます。

 

もちろん人が自分のエゴに気づき、それを削って行く事は

とても大変な作業になる。

本当の自分を知ることはとても恐ろしく、さらにそれを許すことは

並大抵の精神力では達成できない。

 

それでも、一気にそれをするのではなく、長い年月をかけて

純粋な人形愛とともにそれを進めるのなら、

きっと可能だと思うのです。

 

いにしえの仏像を製作する仏師の方々は、

精神的な修行を積んでいるのでしょう。

仏像展になどに行くと、人々に救いを求められる仏達が、

とても崇高なお姿でそこに存在しておられる。

 

RUBYの理想の人形像は、

所有していただいた方達の元へ、安心と愛を伝えられるお人形。

まるで茶目っ気のある仏様のようなお人形。。

 

ですから、きっとエゴだらけの私に、

神様がお与えになった喜びと修行が、このお人形制作だと思うのです。

 

0に近づく。。

これが私の人形制作における「命題」であり、

理想の製作姿勢でもあるのです。

 

 

 

 

2015.2/16  BY-RUBY

 

 

 

 

 

 

 

-------------------------------------------------------------------------

 

 

 

 

 

創造とは。。

 

 

 

お人形教室を始めて、、よく耳にする言葉。。。

お人形は大好きで興味もあるけれど、

私は不器用なのでお人形を作れない。。

才能が無いから作れない。。創造力が無いから作れません。。

 

私がそれに対して言う言葉はいつも同じ。。「誰でもお人形は作れますよ」

 

お人形を作るにおいて必要なのは、

普通に使える手があること、目が見えること、

普通の日常生活を送れる知能があること。。。

 

そう、普通の一般の方なら誰でもお人形は作れます。

さして特別なものは何もいらない。。

 

しいて言えば、時間と人形に掛けるお金があればなおベターですが、

こちらは努力次第でどうにでもなるお話。。。

 

でもね。。絶対に必要なものがあります。

人間に対する愛情。。自分に対する愛情。。。

 

人を好きになれなければ、自分を愛せなければ人形とて同じこと。。

愛のない人間がもしお人形を作ったとしても

形だけの器にすぎない物にしかならないと思います。

 

手も目も創造力も鍛えることが出来る。。

それを満足いくまで磨き上げ、

努力を楽しみと出来るのはこの愛の力の他に何もありません。

 

沢山の努力を楽しみとして、幸福を感じる事が出来るようになるには、

きっとちょっとの決心と行動力がいるのですが、、

 

「貴方は生まれつき器用だから、才能があるから、、

私は何をやっても不器用で」

 

って言い訳をしているうちには、きっと何も得るものは無い。

 

才能があり、天才と呼ばれるのは世の中でほんの一握り。。

その天才達でさえ、努力しなければ、磨かなければ世の中に認められることは

ありません。

 

才能が無いと嘆くより、とことん物事を追及してみて、

その先に何があるのか自分の固く閉ざした扉を開いてみるといい。

才能なんて、器用さなんて、無くって当たり前!のスタンスに

一度戻って見るといい。

 

その先に幸福の扉が開いていくかもしれません。

 

人形に限らず、好奇心は人にとって幸福への切符のようなもの

創造とは、好奇心を満足させ、自分を解放出来た者への

神様からの贈り物かもしれませんね。

 

 

 

 

2014.10/25 BY-RUBY

 

 

 

 

 

 

 

 

-------------------------------------------------------------

 

 

 

 

 

 

 

心の声。。。

 

 

RUBYには、変なくせがあり。。

時々ふとした時に心の声が聞こえます。。

思ってもいなかった時、不意打ちをくい。。

それが結構まともな事を言うので、、まあ。。ご先祖様かな??っとも思ったり。。。♪

たとえば自転車漕いでアトリエに出勤する途中に、信号で止まった時に聞こえてきた

言葉は。。。



「服だって、ぴったりぴったりじゃ動けない
靴だって、余裕があるから歩けるんだ。
心だって同じ事だよ。」

 

って言うお言葉。。。

びっくり!!するんですけれども、、本当だな~~っと感心したり。

最近心が狭かったんじゃあないかと反省したり。。

 

 

昨日も、寝起きでうとうとしていた時に聞こえたお言葉。。

 

 

「満足すること。それが一番の幸福への道。」

 

実は昨日ある人物に会って、その方はBIGになるって夢のある方だったのですが、、

その内面にお金の無くなる恐怖を見てしまったのですね。。

言葉は強く希望にあふれているのに心はくくられている。。

 

それで何でかな~~っと考えていたらこのお言葉。。。

「満足すること。それが一番の幸福への道。」

まさにその通りです。。

 

人形作りはRUBYにとって満足する生き方の一つでもあります。。

今、心は平安で幸せ♪

追い求める原動力が恐怖ではなくて、

探究心、好奇心であれば。。きっと人は幸せになれると思うのです。

 

そんなことに気づかせてくれる、心の声に感謝して、、

今日も人形作りに邁進いたしませう。。♪^^

 

2014.10/20        BY-RUBY

 

 

 

----------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

 

魔女さん大好き!。。。

 

 

RUBYは天使好きで知られていますが、

実は魔女さんも大好きです!

なんでかなあ?と考えたら、、、

RUBYの魔女像がおばあちゃんだから。。。

しわしわでちょっと威厳があって、物知りで、、

頼れるお年寄り。そんな感じ。。

 

RUBYの小さい時、両親はとても忙しく、

おばあちゃんとおじいちゃんがいつも面倒を見てくれました。

だから今でもお年寄り大好き!

自分がお年寄りになる恐怖を感じないほどに。。。

 

だからなんでしょうか?魔女や魔法使い大好きなんですね。

ちなみにサンタさんも大好きだから、

お年寄りのお人形を一杯作りたいぐらいですが。。。

需要があまりない為、時々、作りたいときに作ることにしています。。

でもお年寄り制作は赤ちゃん制作より面白いと思うのです。

瞳の陰に年輪と深い英知が見え隠れする神様に近いおばあさん。おじいさん。。

 

RUBYの憧れでもあり、なりたい将来像でもあるのです。^^

 

   

  2014.9/19  BY-RUBY

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

 

 

 

 

人の心は。。

 

昨日、アトリエに自転車で通勤途中。

ふと、心に不思議な感覚を感じました。

 

自転車で巻き起こす風が、私の体内に、体の隅々まで入ってきて、

一体になる感じ。

涼しくてすがすがしくって、透明で優しい。

 

自然の世界が、世界で起こる全てのことが必然で、

何一つ間違ってはいない。と、安心と納得が体の隅々にまで入ってきて

夏休みに寝そべった畳の床に安心して眠っている子供のようにリラックスして。

 

鎧を完全に脱ぎ捨てた姿が、出勤途中の私.

 

ところが、お人形教室で子供の誘拐の話になり、

私の意識は一変しました。

堅い鎧どころか、マグマのように赤い炎と剣。

帰りの自転車の上の私はまるで憤怒の形相の仁王様。

 

そして、心の不思議に思い至りました。

 

全てが必然。無駄なことはないと思える私と、理不尽な運命に逆らう私。

運命とは、生きるとはどういうことなのでしょうか?

 

至福と絶望は隣り合わせている。

そういうことを日々自分に言い聞かせて、そうしてどちらの状況にも迷うことが無いように

常にフラットな状態でいること。

 

生きるとはそういう事なのではないのかと思うのです。

 

人の心は移ろいやすい。

だから、幸福な時は幸福を楽しみ、絶望的な状態の時はそこを抜け出す為に全力で

抗う。それが人を生きるというものだと思います。

 

二面性によるギャップは誰にでもあると思うのですが、人としての深みや味はそういうところにも

あるのではないかと。

 

お人形作りにおいて、私は幸福を表現することが多いのですが、

時々、いや、かなりの確立で不満顔を作ってしまいます。

 

その時々の気持ちによって、隠しようのない気分が出てきてしまう。

それでも、それをかわいいと言ってくださる方が沢山いてくださるのが嬉しいのです。

 

偽ざる心。コントロールの難しい心。

心は不可思議。

 

人形に関わって一番良かったのは、自分の心を見つめざるおえなくなること。

だって、出てきたお人形に洗いざらい暴露されてしまうのですからね。

 

心を透明に幸せを伝えられるように。

いつも心を磨かなければと思っているのです。

 

 

2014.7/28   BY-RUBY

 

 

 

 

 

 

------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

 

 

 

お人形作りについて。

 

今まで、何十体のお人形を作ってきたでしょうか?

作っても作っても足りない何かに気が付き、

追っても追っても届かない星の光のように、

お人形作りは底が無い物です。

 

時々、ふっと、制作意欲が無くなってしまうこともあります。

お人形に興味が無くなったと言うのではなくて、

追っても追いつけない何かにがむしゃらに挑んで来たことに

ちょっとだけ疲れてしまう瞬間があるのです。

 

そんな時は、自分の心を見つめてみる時。。

今、何に感動して、何を美しいと思うのか?

 

この先何十年と年を重ねようと、感動する心だけは年老いてしまわないように

いつもいつも磨かなければいけない心の中の鏡。

そう!感動こそが、お人形作りの全てなのではないか?

 

そして、その研磨剤は好奇心!

いつも好奇心を絶やさずに、心を磨き上げる作業。。

それこそが人形作りの最大の秘訣だと私は思うのです。

 

2014.7/17  BY-RUBY

 

 

 

 

 

 

 

------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

幸せってどんなこと?

 

好きな物を買いあさり、どんな所にも旅行出来て、横には美しいパートナーがいる。

それに美味しいものが食べれて生活の心配が全くない状態??

一般的な幸せってそんなものだろうか?

 

全ての欲望が満たされても、きっと人間は幸せにはなれない。

お金に拘束されない自由な時間があったとしても、退屈で憂鬱になるのが人間の性。

 

それでは幸せになる為に、何が必要なのだろうか?

RUBYは仕事柄、お金持ちの有閑マダムを沢山見てきました。

全ての方とは言いませんが、それぞれ幸せとは無縁な方が多かった。

 

沢山の一般家庭から見ればその方達はうらやましいかぎりの生活をなさっています。

ではなぜ彼女達は幸せではないのでしょうか?

 

それはコミュニケーションの不在。愛の不在。信頼関係の不足。

多くが家族間、友人との間で不協和音が起きていて、

人の関わりがうまくいっていない事が原因。

 

それは現代社会において、富裕の関係なく人々に付きまとう不安の原因。

愛やコミュニケーションの不在はお金の不足より重大な社会的な危機であり、

子供達に伝えるべき本当の財産の枯渇を意味しています。

 

人が幸せに生きるためには、

家族や友人、コミュニティーと信頼関係で結ばれて、

誰かの為に生きる、生かされているという実感が必要になります。

 

実際、社会というコミュニティーに置いての自分の役割を考えて

それを行って行くのが人には必要な道なのではないでしょうか?

 

食事と同じように、愛し愛される関係が人にとって必要なのは明白なこと。

人は一人では生きてゆくことは出来ません。

好むと好まざるとに関わらず、社会的な生き物が人間なのです。

人が社会を形成し協力して生きてこなければ、

今、人類が地球に生き残っているかどうかも分からないのですから。

 

子供達に伝えたい事。

人は恐ろしく冷たい者では無いという事。

仲間の和から外れた「はずれ者」でさえ、愛を求めているという事。

 

世界は広い。1つのコミュニティーから外れたとしても、必ず貴方を受け入れてくれる

人々が存在すること。

けして孤独では無いという事。

 

RUBY DOLLは優しさや愛を伝えて行きたいと思っています。

悲惨さや冷たさ、困難な状況は現代社会で容易に経験できる事。

 

人々が求めているのは純粋なる愛だと思うからです。

 

 

2014・7/10   BY-RUBY

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-------------------------------------------------------------------------------------------

 

人に教えると言う事。

 

RUBYは小さいながらもお人形教室を開講しています。

まだまだ新米先生ですが、人に教えると言うお仕事をとても大事に思っています。

 

先生と言うお仕事を重ねて行けば行くほど、

深く考えさせられることの多い深い深いお仕事。。。

 

たとえば、先生とは人より多く失敗してきてそれを包み隠さず伝えることが出来て

やっと生徒さんの気持ちが分かり、教えて理解させることが出来ると思うのです。

 

へたっぴ~だったからこそ、いまだに自分がへたっぴ~だと思っているからこそ努力し

又人の気持ちも分かるのです。

 

生徒さんが苦しんでいるところ、まさに自分が苦しんで乗り越えた道。。

と、すると、先生とは天才では出来ません。凡人の努力家が大変向いている。

 

凡人だからこそ、今の自分に満足せずに、次の目標に向かって努力していける。

ああ。この人が出来たんだから私も努力すれば先生位にはなれるんだ!と思わせられる人物。

最近そんな風に思うのです。

 

凡人で、努力家で、縁の下の力持ちで、親のような目線。

そんな先生になりたいなあと考えながら、

このありがたいお仕事を今日もさせて頂いているのでした。

 

RUBYの理想の先生像は、あんまりカッコ良くありませんが、

人形教室は考えれば考えるほど面白い発見がある。

 

RUBYにとって人形教室の生徒様はどんな年齢であろうと自分の子供のようなもの、
卵を抱えた母鳥みたいな気持ちで、雛が孵るのを心待ちにしています。

 

いつか美しい白鳥が孵ったら、どんなにうれしいだろうなあ!
ああ。でも若い白鳥さんに馬鹿にされぬよう、自分も一歩でも前に進んでいかなくては。。

なんて思いながら喜んだりあせったり。。

 

人に教えると言う事は自分も教えられ、そして喜びも分かち合えるすばらしい事であると
日々感じているRUBYなのでした。

 

 

2014.7/3  BY-RUBY

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                            

 

 

 

 

RUBYのアトリエには、お迎えの来なかったお人形や、

お迎えが来たのにどうしてかご縁が無くってキャンセルされたお人形達が数体います。

 

お人形があまり長くアトリエにいると情が移ってしまい、手放すのが嫌になってしまいます。

その後、せっかくお声を掛けていただいてもお断りすることになったり。

自分でも不思議ですが、よりかわいく思えてしまい手放したくなくなってしまう。

 

人形作家として、どうなんでしょう?とは思うのですが、他の作家様はどうなんだろう?

ちなみに、他の作家様のお人形も、RUBYはいまだに欲しいです。

 

人形は材料にお金が掛かるので、そう頻繁にはお迎えできませんが。。

結局、お人形大好きなんだなあ。と思う今日この頃です♪^^

 

 

 2014.6/26  BY-RUBY

 

 

 

 

 

 

                                                                                                                 

 

 

 

お人形の定義は人それぞれ違うんだろうけれど、

RUBY DOLLのコンセプトは自由、解放。。

インナーチャイルド(幼心)を解放して、自由に羽ばたく架け橋となる者。

 

人は大きくなるにつれ、幼い時の目線を忘れ、

キラキラした空気も妖精と遊んだ空想力も忘れてしまいがちです。

 

しかし、この幼子は大変な力を持っていて、

拗ねだすと手が付けられないモンスターに成長します。

絶望や、自暴自棄、心の病の多くは単純に世界を美しく見れなくなった

隠されたインナーチャイルドの不満からも来ています。

インナーチャイルドをもう一度発見し、その子の目線に添ってみましょう。

 

子供に強いる大人事情のあれこれが、その子を、その周りの子供たちをも傷付け

美しい光の世界を隠してしまうことが無いように

 

人形たちはそっと後押ししているのかもしれません。

 

それとね。。解放されたインナーチャイルドは貴方の強力な味方になるのです。

創造の根源。。そのカギを握っているのが幼心の君だから。。

 

貴方の心の中の幼い自分は泣いていませんか?

ダダをこねていませんか?

 

何だかとても煮詰まっている、つまらない。。そんな時こそ、

自分の中を見つめてみる絶好の機会。

 

美しいものを美しいと感じ、かわいらしいものを素直にかわいいと感じる。。

人形にはそんな精神的な癒しもあるのです。

 

  2014.6/25  BY-RUBY

 

 

 

 

 

bottom of page